Uさんには、「このままでは危険なので、最低限構造上の補強をしないと、とんでもない家になります」と説明しましたが、Uさんはそれほど事の重大さを認識しておらず、補強方法を指示してくれれば補強させて工事を進めるしかないとの判断をされてしまいました。やむをえず補強方法を大工・設備業者に指示しましたが、補強工事完了時の確認はさせてもらえず、写真提出だけですまされてしまいました。本来はすべて取り壊しをして、ゼ
最悪のパターン... の続きを読む
ちょっと変わった外観デザインやインテリアを提案する建築家とのコラボレーションをした事業者が現われました。特に若い世代に受けるにはデザインのいい建売住宅が必要になり、いままでとは違って建築家という「デザイナー」が設計した家であることを前面に出すようになってきました。多くの建売事業者がこれを模倣し、たいしたデザインでなくともデザイナーズハウスとして建売を造り始めたのです。そのうち建築家のほうも建売事業
デザイナーズハウスの実像... の続きを読む
大手のように膨大な経費をかけずとも、心身共に癒される無垢材の家が、まさに現代のニーズに合っているのでしょう。21世紀文明の巨大なジャングルに取り囲まれた私たちはゴージャスよりもむしろ、無垢材のみが持つ素朴感に癒されるのかもしれません。老若男女を問わず、深呼吸がしたくなるほど居心地の良い家が、建築会社の真骨頂ですから。それを裏付ける如く、建築会社の盛況現場の生の声を取り上げたテレビ局があります。日本
現代人のニーズにかなう無垢材の家... の続きを読む
「土地は生産されない。だからインフレに強い」。土地神話を裏付ける定説である。しかし、実際には土地は生産され続けている。以下にその例を挙げる。地方自治体が公共デベロッパーとして土地を積極的に「生産」した典型例が、神戸市だ。私が中学・高校と学んだ神戸市は、北側が山、南側が海の東西に細長い街であった。そんな地形から、人口一五〇万人の大都市でありながら平らな市街地が少ない。明治時代には、神戸の中央を流れる
一八平方キロメートルの土地を生産した神戸市... の続きを読む
木造軸組住宅で最も多いトラブルを挙げると、(1)柱が細いのではないか(2)木部(柱・梁)が割れている(3)コンクリート基礎に亀裂が入っている(4)筋違が少なく、建物が揺れる(5)床が僥(だわ)む(ギュウギュウ鳴る)(6)雨漏りする、などです。これらのトラブルの原因は、時には複雑で簡単にわからない場合もありますが、まずは建築基準法施行令どおりに施工していれば回避できるものが多いのです。重ねて言います
木造軸組工法のここがポイント... の続きを読む
断熱性、気密性の低い家は、いくら室内に冷暖房エネルギーを投入しても、快適な居住条件をつくりだすことはできません。しかし、住宅の密閉化・気密化は、熱欠損部への集中結露という問題をかならずともない、カビやダニ、腐朽菌などの繁殖を招きますから、この結露対策が十分に行なわれていなければ、高気密・高断熱は、むしろ住宅に悪影響を与えるだけになります。また、つねに換気が行なわれて、室内の空気の質を維持できること
高気密・高断熱住宅について... の続きを読む
今30代の親にしても、自分専用の子ども部屋で育った世代で、自室にテレビがあった方もいらっしゃると思いますが、現代の子どもが以前と大きく異なる点は、テレビはもちろん、携帯電話、パソコン、ゲームといった電子技術による情報機器が増えたため、より自室にこもりやすい状況が生まれている点です。外からの騒音、内からの生活音などさまざまな音を防御する静かな部屋で、広さも、机、ベッドを置き、なおかつ友達を呼べる6畳
新鮮な発見や驚きに満ちた毎日を送れる住まいでありた... の続きを読む
6割以上の支持を得る家は、平凡な家なのです。規格化された平凡な住まいを魅力的な住まいに見せるために、高度な写真技術によるイメージという付加価値をつけることになります。快適でより便利さを約束する設備や、メンテナンスフリーの材料・機能を装備した後は、ファッションとしてのイメージ=虚像を作り上げて、幸せな家族像と住まいをセットで売る。メロンをそのまま売るよりも、桐の箱に入れて美しく包装すれば、中身は同じ
6割以上の支持を得る家は、平凡な家... の続きを読む
主婦が住宅づくりをする時、何よりも一生懸命になるのは、室内の雰囲気です。展示場などへでかければ、壁紙やカーペットの色彩や質感に感想を述べます。特に、色彩は洋服のおしゃれも兼ねて好みの色もあるだけにむずかしいのです。とは言うものの、洋服にはかなり思い切った色彩を使っているのに、室内には、それほど冒険ができないのは、もし失敗したら大変だと思うからです。そこで、色彩計画は、どんな好みの色を使っても決して
仕上げ材料の色彩感覚... の続きを読む
地価の値下がりにより、保有している物件の時価が購入価格を下回っている場合でも、ある程度資金力のある中小不動産業者は損失覚悟で売却に入っている。問題なのは、自力ではその赤字分を埋めることのできないケースである。地価が反騰する可能性が小さい場合には、長期間抱えているとなお金利かかさみ、狽害が大きくなる。そのような場合、もしすべてを処分しても損失が1億円から2億円ですむ場合、あるいはその額がいくらであろ
倒産回避の方法はないか... の続きを読む